【嫁ぐと言うこと】
おはようございます。
きらパパです。
祖母の葬式後に、母から聞いた本心の話です。
母は、父の元に嫁いできて48年。
半世紀を我が家で生きてきた。
先月の御葬式の夜に、
「私は、この家に嫁いできて初めて1人で夜寝たよ。」
普通に聞けば、良かったね。
でも、母は結婚してからお嫁さんとして、我が家に来た。
それからは、父、祖母、母の3人暮らし。
そして、兄が生まれ私が。
そう、嫁いできてひとりの時間などなかった。
祖母は、基本旅行なんていかない。
つまり、家には祖母が常にいる状態。
祖母は、良く言う厳格な人で、
- 親を置いて旅行いくな。
- 子供は、結婚3年以内に産まなければならない。
- 辛いものは食べない。
- できちゃった婚など問題外
など、昔ながらの人で、
厳しすぎるほどだった。
父と喧嘩しても、嫁という立場から言い返せず、父の枕を叩いたそうです。
田舎なので、親戚付き合いも。
結婚式、お祭り、御葬式、法事、お正月。
などなど、何事にも駆り出されたそうです。
一番辛かったのが、結婚後3年以内に子供を産まなければならない空気があったようです。
結果から言うと3年目に出来たそうですが、出来なかったことを考えると恐ろしいと思っていたそうです。
私が社会人になっても、夫婦で旅行なんて行けず行くときは息子の家に泊まりにいくと言う理由で出掛けてました。
旅行行くときには、チクリと言われたそうです。
今回の祖母の介護施設へ入れた時も、親戚中から、
あそこの嫁は冷たい
お婆さんを追い出した。
など、など言われとても傷ついたそうです。
そんな、ずっと家族のために頑張って来た母が、やっと自分のための時間を作れる。
私は、祖母が他界したとき、どこかホッとした母を見たときそう思いました。
しっかり見送ったと思います。
十分すぎるほどに。
祖母が亡くなり、遠くに住む姉妹に祖母の他界を連絡したとき、こう言われたそうです。
「長い間、あんた良く頑張ったね。
お疲れ様。」
その時、緊張の糸が切れたのか電話口で涙を流し泣いたそうです。
今まで頑張った自分を振り返ったのでしょう。
そんな母に、お疲れさまって言いました。
嫁ぐことの大変さ。
自分の時間を削り、自分を削り頑張ってるお嫁さんって凄い。
母には、これからは、自分のために生きて欲しいと思います。
大雑把な、父といつまでも健康に。
お疲れさま‼️
本日も、最後まで読んで頂き有難うございます。
お嫁さん、頑張って下さい。